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【特別区の土木区分(土木造園)】試験の概要!『ガイダンス』

 

こんにちは!せんせいです!
 

まず初めに『ガイダンス』ということで、
特別区の土木区分(土木造園)における試験の概要をまとめて紹介したいと思います!

 

【特別区の土木区分】ガイダンス

まず、特別区の試験というのは、『①特別区の試験(資格)』と『②採用先の試験(内定)』の2つの側面があります!

特別区の試験だけ合格しても就職先が無いということになります!
目的が『希望の区役所の内定獲得』という点であるということは、忘れないようにして下さい。
なので、実質3次試験まであるようなものです。

なるほど!
じゃあ、『①特別区の試験』と『②採用先の試験』にどっちも合格することで、ようやく就職先が確定するってことだね!

 

【特別区の土木区分】試験日と試験の流れ

試験の内容を紹介する前に、『試験日と試験の流れ』を紹介しておきます。
試験種ごとに流れが全然違ってくるので、きちんと把握するようにしてください。

 

【特別区の土木区分】スケジュール・流れ

【2021年のスケジュール】

  • ①筆記試験→5/2
  • ②1次合格発表→6/25
  • ③人事院面接→7/6~7/16
  • ④最終合格発表→7/27
  • ⑤第一回目の区面接の提示→7/27
  • ⑥区面接→区役所側が指定
  • ⑦内定告知→内定告知のタイミングも区役所毎に異なる

※例年通りであれば上記のようなスケジュールです。

 

区面接の注意点・ルール

※最終合格順位(席次)の高い人から希望区への提示を行うため、必ずしも第一志望の区役所の面接試験を受けられるわけではありません。
※第一提示の区面接で不合格になってしまった場合は、第二提示(10月)以降に再度区面接を行うような流れになります。(⑤~⑦の手順を繰り返すようなイメージ)
※第二提示以降は必ずしも提示してもらえるというわけではありません。(辞退者状況次第では面接を受けることができない)

提示は基本的には毎年7回行われます。

 

【特別区の土木区分】試験内容

では次は、『特別区の土木区分の試験内容』をまとめて紹介していきます!

メインとなる試験は、大きく4つあります。

 

【特別区の土木区分】教養試験の内容

※出題数は年度ごとに若干異なります。(政治が1問、経済が1問等)

まずは、【教養試験】です!

特別区の教養試験は全区分共通で上記のようになっており、近年、上記のような出題数で知能科目28問必須解答+知識科目20問中12問選択解答式となっています。
また、試験時間は120分(2時間)です。

特別区の教養試験は問題の難易度が低く、自然科学の出題数が多いという特徴があります。
⇒理系の方は得点しやすい試験だと思います。

 

【特別区の土木区分】専門記述試験の内容

次は【専門記述】試験についてです!

特別区の土木区分の場合は択一でなく、記述試験となります。
近年、上記のような出題数で土木系科目6問中4問選択解答式となっています。
また、試験時間が90分(1時間30分)と短いのも特徴的です。

具体的な内容は、実際の過去問を見るのが一番だと思いますので、【特別区の専門記述の過去問】をチェックしてみて下さい☺

 

【特別区の土木区分】論文試験の内容

次は【論文】試験についてです!

特別区の論文試験は、事務等と同じで「課題式、2題中1台を選んで解答」するタイプです。
文字数制限は1000字以上~1500字程度で、試験時間は80分(1時間20分)です。

具体的な内容は、実際の過去問を見るのが一番だと思いますので、【特別区の論文過去問(別サイト)】をチェックしてみて下さい☺

 

論文試験の例題

  1. 【令和3年度の論文テーマ①】
    東京都では昨年、転出者数が転入者数を上回る月が続きました。転出超過当によって人口が減少すると、税収の減少や地域コミュニティの衰退など様々な問題をもたらします。また、一方で、特別区の抱える公共施設の多くが老朽化しており、人口減少がもたらす更なる社会変化に対応した、施設の企画・管理・利活用が求められています。
    このような状況を踏まえ、区民ニーズに即した魅力的な公共施設のあり方について、特別区職員としてどのように取り組むべきか、あなたの考えを論じなさい。
  2. 【令和3年度の論文テーマ②】
    国際目標である「持続可能な開発目標(SDGs)」では、持続可能な生産消費形態を確保するため、天然資源の持続可能な管理や効率的な利用を目指すことが必要であると示されています。特別区においてもその目標達成に向けた一層の取組が求められており、食品ロスや廃棄物の削減を進めていくことが重要です。
    このような状況を踏まえ、ごみの縮減と資源リサイクルの推進について、特別区職員としてどのように取り組むべきか、あなたの考えを論じなさい。

 

【特別区の土木区分】人事院面接試験の内容

※当然、受験生・面接官ごとに雰囲気などは異なります。

では、最後は【人事院面接】について紹介します。

特別区の場合は、面接官が3人、面接時間が30分前後で行われています。
面接自体は人物をかなり厳しくチェックしており(突発的な質問や深堀質問が多い)、なんと言っても一番の特徴は、『3分間プレゼン』がある点だと思います。

 

3分間プレゼンについて

志望動機や自身の強み、挑戦したい仕事等について、面接試験の冒頭で3分間でプレゼンテーションを行うものです。
ココの印象がめちゃくちゃ重要になってくるので、志望度が高い方は入念に準備を進めたいところでもあります。

 

特別区の面接カードについて

そして、特別区の人事院面接は【面接カード】と呼ばれるエントリーシートに沿って質問が投げかけられます。(面接カードに沿って行われないこともありますが、特別区は面接カードからの深掘り質問が多い傾向があります)

当日に提出するので、「それまでに自分の面接カードを作っておこう」ということになります!

詳しい内容は「せんせいの独学公務員塾(別サイト)」の方で紹介しています。

 

せんせいの独学面接塾について

当サイト(せんせいの土木公務員塾)は、筆記試験対策専門のサイトになります。

面接対策を希望の方は、せんせいの独学面接塾(オンラインの面接塾)の公式サイトをチェックしてみてください☺

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【特別区の土木区分】倍率

では次は、特別区の土木区分の【試験倍率】について紹介していきます!

倍率自体は筆記も面接も低いですが、問題や試験自体の難易度が低いわけでは無いので、その点は気を付けて欲しいなと思います。

じゃあ実際に何点取れば合格なのかという話をする前に、【試験配点】について紹介しておきたいと思います。

 

【特別区の土木区分】試験配点

※特別区は配点を公表していません!

過去の受験生等の実施状況を見ると、教養60点、専門記述60点、論文180点、面接300点等とこれくらいの配点になるのかなとは思います。
あくまで推測ですが、論文や面接は配点が大きいものになると思います。

 

【特別区の土木区分】合格ボーダー点

平均点や配点、ボーダー点等はすべて非公表となっているため、明確なボーダー点を紹介することはできません。

過去の傾向や倍率等から推測するに、教養のボーダー点は12点、専門記述も3割程度と、かなり低いものになるとは思います。

※目的は最終合格することではなく、希望区の内定を獲得することなので、ボーダー点ギリギリを目標にしていても仕方ありません!

 

【特別区の土木区分】筆記試験の目標点(目安)

そこで、一つ勉強の目標としたいのが『教養も専門記述も5割を目指そう』ということです!
(上位で合格を狙う方は、教養7割、専門8割くらいを目標に思いっきり頑張ってほしいなと思います)

これくらいの実力が身についたら後は、論文や面接勝負だと思ってOKです!

特別区の試験は論文の配点が大きいと思いますので、特別区志望の方は論文対策には力を入れて取り組んでほしいなと思います。
また論文対策の経験は他の試験でも活きてきます。

 

【特別区の土木区分】採用先・就職先

※近年、特別区人事厚生事務組合、特別区競馬組合は採用枠がありません。
※一応、清掃組合の方は状況次第で採用枠はあります。

特別区の試験に最終合格したら、【区面接】と呼ばれる面接試験が始まります。
各区役所の就職面接ということですね!

この面接に合格することができれば、各区役所の職員として活躍することができます!

区面接の内容』は区役所ごとにも異なるので、本サイト(別ページ)でまとめています。

 

【特別区の土木区分】主な勤務先(部署)

  • 都市計画課
  • 都市整備課
  • 土木工事課
  • 道路整備課
  • 公園緑地課

土木等の技術職の場合は、勤務先の部署等がある程度決まっていることになります。
当然、違う課に配属になることもありますが、基本的には上記のような部署に配属になると思って、志望動機や挑戦したい仕事等を練っておく必要があります。

 

【特別区の土木区分】主な職務内容

  • 道路・橋梁・河川等の計画・設計・施工・維持管理等
  • 公園・児童遊園等の新設・改修の計画・設計・施工・維持管理等
  • 街路樹等の設計・施工・維持管理、樹木等の保護
  • まちづくり計画、まちづくり団体に対する支援等

 

【特別区の土木区分】各区の採用予定者枠(参考)

  1. 千代田区:状況次第
  2. 中央区:〇
  3. 港区:状況次第
  4. 新宿区:状況次第
  5. 文京区:〇
  6. 台東区:〇
  7. 墨田区:〇
  8. 江東区:状況次第
  9. 品川区:〇
  10. 目黒区:〇
  11. 大田区:〇
  12. 世田谷区:〇
  13. 渋谷区:〇
  14. 中野区:〇
  15. 杉並区:〇
  16. 豊島区:〇
  17. 北区:〇
  18. 荒川区:〇
  19. 板橋区:〇
  20. 練馬区:〇
  21. 足立区:〇
  22. 葛飾区:〇
  23. 江戸川区:〇
  24. 人厚組合:×
  25. 競馬組合:×
  26. 清掃組合:状況次第

参考に令和3年度の試験の採用予定者枠を紹介しておきました。
〇がついている区役所は土木区分での採用があるので、受験することができます。

 

【特別区の土木区分】採用までの流れまとめ

採用までの流れまとめ
  1. 【~筆記試験日まで】
    ・説明会やセミナー等に積極的に参加し、仕事内容等を勉強
    ・勉強や面接対策頑張る
  2. 【筆記試験日(5月上旬)】
    ・筆記試験(教養+専門記述+論文試験)を受け、合格点を取る(目標は5割程度)
    (筆記試験日が5月上旬と他と比べて早いため、論文等も早め早めの対策が必要)
  3. 【一次合格発表(6月下旬)】
    ・朝10:00に合格発表
    ・面接対策も頑張る
  4. 【人事院面接(7月上~中旬)】
    ・人事院面接試験があります。
    ※面接日は受験生ごとに指定されています。(合格通知に日程が書いてあります)
  5. 【最終合格発表(7月下旬)】
    ・朝10:00に最終合格発表があります!
  6. 【第一提示(7月下旬)】
    ・最終合格発表日に第一回目の提示があります。
    (〇〇区の面接を受けて欲しいという旨を電話で伝えられる)
  7. 【区面接】
    ・各区役所とのマッチングの面接(就職面接)があります。
    ・内々定が告知されたら合格ということです!

    ※逆に内々定をもらうことができないと、最終合格したにもかかわらず就職先が無い(NNT)状態になってしまいます。
  8. 【第二提示(10月中旬)】
    ・10月中旬くらいに第二回目の提示があります。
    (主に第一提示で不合格になってしまった人)
  9. 【第二回目の区面接】
    ・第二提示を受けた方は再度区面接
  10. 【第三提示(11月中旬)】
    ・11月中旬くらいに第三回目の提示があります。
  11. 【第三回目の区面接】
    ・第三提示を受けた方は再度区面接…
    内定をもらえない方は最大7回この区面接を繰り返す。

特別区の試験について、筆記試験から内定獲得までの流れを細かく説明すると上記のようになります!

 

はい!これで【特別区の土木区分のガイダンス】はおしまいです!

お疲れさまでした!

試験ごとに試験内容や配点、ボーダー点…等はすべて違うので、
他の試験を受ける方は、他のガイダンス記事もあわせてお読みください☺